半田市議が法事理由に議会欠席
「虚偽届け」で中国旅行
うそを認め謝罪 ふれあい通信827号より
半田市の榊原久美子市議(65歳)が、去る4月14日に行われた半田市議会臨時議会を法事を理由に欠席していましたが、これがウソの報告で、中国に後援会員らと旅行していたことが発覚しました。
榊原久美子議員からは、4月13日から16日までの日程で、実家のある鹿児島県への旅行届けが出されていました。「親の法事」が理由で、14日に開かれた臨時市議会を欠席していました。ところが、22日のマスコミによると、「榊原市議と一緒に中国へ旅行に行った」「市議本人から中国へ行って来たと聞いた」「中国で撮った写真を見せてもらった」など関係者からの証言で発覚したと報道。マスコミの取材にも、事実関係については「個人情報で説明の必要はない」などとしていました。これを受けて急遽午前11時から開かれた各派代表者懇談会でも、当初「市議会の名誉を傷つけたことに対して、申し訳ない」と謝罪しましたが、真相については説明しませんでした。午後2時ころ、再度議長を訪ね「届けは虚偽であった」と、ウソを認める訂正をして、再度謝罪しました。
14日の臨時議会は、昨年12月1日に、すでに予定されており、各議員に伝えられていた議会です。本来なら議会にあわせて日程を組むべきですが、榊原久美子議員は、”鹿児島”への「旅行届け」と議会への「欠席届け」とを提出していました。26日に開かれた、榊原久美子議員の所属する清風クラブによる謝罪会見では、この旅行は旅仲間11人で、北京の世界遺産を見学に行ったといいます。「甘くみていた。心のおごりから出た行為で反省している」と謝罪。しかし、今後の対応については「与えられた職務を全うしたい」と述べ「政治倫理審査会の結論に従う」としていました。しかし、翌27日の議員総会では「政倫審の結果には真摯に受け止め、今後も精神誠意公務に勤める」の発言に変えています。
市民の怒りの大きさに押された格好ですが、その認識の甘さが指摘されます。
榊原久美子市議は4年前のラベンダー事件時の政治倫理審査会委員長であり、07年5月からは議長を1年間経験した議員でした。
26日には、「半田市議会議員の政治倫理に関する条例」にもとづいて、政治倫理審査会の開催が6会派と無所属一名の計7名から請求がありました。この条例は、「半田市議会議員が…市民の代表としてその人格と倫理の向上に努め…」とあり、その第三条で、議員の政治倫理基準の遵守規定があり、「市民の代表として、その品位と名誉を損なう行為をしないこと」とあります。規定では2会派3人以上で請求できる規定ですが、全会派からの請求があったことになります。政倫審は、ラベンダー事件以来の開催です。
半田市議会では、暫時この問題に対処するため、各派代表者会議や政治倫理審査会への手続きのための会議、議員総会、議会運営委員会など矢継ぎ早に開催されています。
4月27日には、議員総会が開かれ、23名の議員の前で謝罪、事実経過の確認が行われました。次いて政治倫理審査会の準備のための会議が開かれ、第1回目の政治倫理審査会を4月30日に開催し、以後5月6日、7日、12日といずれも午後1時から、公開で開くことが決まりました。
また、議会運営委員会がひらかれ、議会としての自浄能力として、欠席届けの書式の変更や、不在届けの改正とチェック機能の強化などを決めました。
休んだ臨時議会とは・・・?
うその理由で欠席した14日の臨時議会は、「市税条例の一部改正」などを審査(先週号のふれあい通信参照)した大事な議会でした。子ども手当て、高校授業料無料化の財源のために、年少扶養控除の廃止、特定扶養控除の廃止で、負担が増えること、また、証券優遇税制(株取引でもうけた税金を10%に減税するという内容)の温存する内容のため、日本共産党半田市議団は討論をして反対しました。こうした市民に直結する大事な議案を審議するのが、議員の職務であったはずでした。法事を口実で旅行していた…など言語道断です。
議会で審査するのが議員。それを放棄するなら議員を辞めるべきだ…!の市民の声。
「また、悪いことで半田を有名にした。もっと良いことで有名にしてほしい」「彼女は2度目かね?(ラベンダーも)」との問も。「法事が理由でも、何回忌の法事か?。議会を休んでまで、その日でなくてはならん理由はない。後日でもよい」「ウソがいかん。政治倫理審査会の委員でもある。ましてや彼女はラベンダーのときの政治倫理審査会委員長で、さばいた側」。「個人情報…うんぬんで事実経過を言わないのはおかしい。政治家は公人」「市民感覚からずれている」などなどの声がでています。
日本共産党半田市議団は、今回の事件について、議員本来の職務を忘れた行為。市民の怒りは当然で議員辞職を求めていく、としています。
半田市議会では4年前に、政務調査費ででかけた全国会議を欠席して、ラベンダー見学に行っていた12市議の事件が発覚し、市民の大きな批判をあびました。議会では議会基本条例をつくっている最中にあります。今後も市民の代表者である議員の信頼を回復し、議会本来の役割を発揮するため、取り組んでまいります。市民のみなさんのご意見もいただければと訴えています。
| 4月30日 政治倫理審査会が開かれる |